高橋研究室の紹介

研究内容

 複素環化合物の合成と反応。複素環(ヘテロ環)化合物とは、窒素、酸素、イオウなどの炭素以外の元素も含む炭素環状化合物で、医薬品、農薬、染料など、身近にある物質に広く利用されています。当研究室では、イオウ元素を中心に、これらの化合物の合成法や反応性に関する基礎的な研究を行っております。

最近の研究結果から

1)M. Takahashi, et al, Heterocycles, Vol. 51, p. 2035 (1999).

イオウの反応性を利用して、核酸の成分であるウラシル類の一段階合成法を見出しました。

2)S. Taniguchi, et al, Synlett, p. 73 (1999).

生体成分として重要なポルフィンの収率の良い合成法を開発しました。

3)M. Takahashi, et al, Synthesis, p.986 (1998).

イオウとリンの反応性を利用したインドール類の合成法について述べています。

研究室のメンバー

 教官:高橋雅彦、技官:1名、大学院生:5名、4年生(卒業研究生):4名。

高橋雅彦の自己紹介

 愛知県大府市の出身。工学部のある日立市に住んで30有余年、海あり山ありのこの地が気に入っております。工学部キャンパスも勉学に適した静かな環境にあると言えます。筑波山、袋田の滝、偕楽園の見物は卒業に必要な必修3単位です。大学では現在、基礎有機化学、生物化学、有機工業化学特論などの授業を担当しています。化学に関心のある皆さんに推薦したい本は、「奪われし未来」(翔泳社、環境ホルモン告発の最初の本)、「究極のシンメトリー:フラーレン発見物語」(白揚社、化学の研究過程の一面を良く表している)です。趣味はクラシック音楽、空手、野生植物の写真撮影です。